- 長期契約(7〜11年)が必要
- 中途解約が難しく違約金が高額
- 総支払額が高くなる可能性
- 長期利用による故障リスク
- 残価設定なしで月額が高い
- ボーナス払いが必要な場合あり
- 契約終了後に追加費用が発生することも
これらは契約後に気づいても取り返しがつかないポイントです。
だからこそ、契約前にライフスタイル・予算・契約条件を総合的に照らし合わせることが必須です。
納得して選べば、長期契約の安心感とメリットを最大限に活かすことができます。
契約満了後に車が“自分のもの”になる──。
そんな魅力で注目される「もらえるカーリース」ですが、実際に契約してから「想像と違った」と感じる人も少なくありません。
月額や総額、契約年数、そして途中解約の条件まで踏まえてみると、全員にとってベストな選択とは限らないのです。
本記事では、もらえるカーリースの代表的なデメリット7つと、実際の口コミ・評判を整理。
さらに、他社プランとの比較や契約前に知っておくべき回避策まで詳しく解説します。
読み終えるころには、「自分にとって本当に得かどうか」を迷いなく判断できるはずです。
もらえるカーリースは長期利用者向け。他社比較で条件を見極めよう
もらえるカーリースは契約満了後に車が自分のものになる長期契約型。
7〜11年固定で途中解約や負担が大きくなりやすいため、他社比較で条件を見極めることが損を防ぐ鍵です。

もらえるカーリースは、長く同じ車に乗りたい人に適した仕組みです。
しかし、契約条件や総額面で不利になるケースもあるため、必ず他社プランと比較して選ぶことが大切です。
このプランは残価設定をせず、車両価格全額を契約期間中に支払うため、月額が高くなりがちです。
さらに契約期間は7〜11年と長く、途中解約には高額な違約金が発生します。
家族構成やライフスタイルの変化に柔軟に対応しづらい点も見逃せません。
もらえるカーリースを選ぶなら、「長期契約で同じ車に乗り続ける」覚悟が前提です。
迷う場合は、複数社の条件を比較してから判断することで、後悔を防げます。
もらえるカーリースのデメリット7つ
もらえるカーリースは、契約満了後に車が自分のものになるという大きな魅力があります。
しかし、その裏には契約前に見落とされがちな落とし穴も潜んでいます。

ここでは、契約前に必ず押さえておきたい7つのデメリットを、理由と具体例を交えて解説します。
事前に知っておけば、「こんなはずじゃなかった」という後悔を防ぎ、納得のカーライフを選べます。
長期契約が必要
もらえるカーリースは、7〜11年の長期契約が前提です。
車両価格を契約期間内に全額支払う仕組みのため、短期契約では月額が跳ね上がります。このため、多くのプランが7年以上に設定されています。
契約期間中に結婚・出産・転勤などライフスタイルが変わると、途中解約の負担が大きくなります。
契約前に、10年先までの生活設計をイメージしておくことが不可欠です。
中途解約が難しい
途中解約は原則不可。やむを得ない場合でも高額な違約金が発生します。
カーリースは長期契約を前提に料金が設定されており、契約途中で解約すると未払い分や手数料の一括精算が必要になります。
金額はケースによって異なりますが、数十万円単位になることも珍しくありません。
将来の引っ越し、家族構成の変化、転職による収入減など、契約継続が難しくなる要因を事前に想定して備えることが不可欠です。
総支払額が高くなる可能性がある
車両本体代に加えて利息や手数料が上乗せされるため、総支払額は現金購入より高くなることがあります。
もらえるプランは残価を差し引かず、車両価格を全額分割で支払う方式。さらに、長期契約の間に金利や手数料が積み重なり、総額が大きくなります。
「月額が安い=お得」とは限りません。契約前に総支払額を必ず計算し、現金購入や他社プランと比較する視点が不可欠です。
長期利用による故障リスクがある
契約期間が長い分、高額修理のリスクが高まります。
長く乗れば、タイヤ・ブレーキ・バッテリーといった消耗品の劣化は避けられません。
さらに、エアコンやATミッションなどの高額部品が故障すると、保証対象外になる場合もあります。
リスクを抑えるには、メンテナンス込みプランや保証延長オプションを活用することが有効です。契約前に、どこまで保証されるか必ず確認しましょう。
残価設定なしで月額料金が高い
残価設定がないため、月額料金は一般的なリースより高めです。
契約終了時に車が自分のものになる分、車両価格全額を契約期間内に支払う必要があります。
そのため、同じ契約期間でも残価設定ありのリースに比べて月額が高くなります。
月額の安さを重視するなら、残価設定ありのリースも比較対象に入れることで、長期的な節約につながります。
ボーナス払いが必要な場合あり
一部プランでは、月額を抑える代わりにボーナス払いが必須です。
支払い総額を変えずに月額だけ安く見せるため、年2回のボーナス月に数万円〜10万円前後を加算する設定があります。
そのため、手取りやボーナス額が減った年は支払いが重く感じることもあります。
契約前に、年間支払総額と支払いタイミングを必ず確認しましょう。特に、ボーナス払い分も含めた総額で比較することが重要です。
契約終了後の追加費用リスクがある
車が自分のものになっても、処分費用や名義変更費が発生する場合があります。
長期使用した車は下取り額がほぼゼロになることも多く、廃車となれば処分料や手続き費用が必要です。
「もらえる=最後まで無料」というわけではありません。
「もらえる=完全無料」とは限らないことを理解し、契約満了までの総額を見積もっておくことが大切です。
口コミ・評判から見る「もらえるカーリース」
契約を検討するなら、公式サイトの説明だけでは不十分です。実際に使った人の口コミには、公式ではわからない満足点や不満点が隠れています。
ここでは、もらえるカーリースに関する良い口コミと悪い口コミを厳選し、その傾向と注意点を整理します。
事前に知っておけば、「こんなはずじゃなかった」という後悔を避けられます。

悪い口コミ(費用負担/途中解約不可/故障リスク)
「月額負担の高さ」「途中解約の難しさ」「長期利用による故障リスク」を指摘する声が目立ちます。
残価設定をせず車両価格を全額支払うため、月額が高くなりやすい構造です。
コスモ石油のカーリース、ミライース総額2,399,760円をざっくり計算すると年利5%。車がもらえるって年利5%も払ったら当たり前だろ。
— ゆうてら (@kYTTcMa4d331939) May 10, 2025
しかも途中解約不可。修理代はどちらが持つか書いてない。情弱ビジネスだなぁ。 pic.twitter.com/J0ATDZgljv
@kYTTcMa4d331939さんのポスト
コスモ石油のカーリース、ミライース総額2,399,760円をざっくり計算すると年利5%。車がもらえるって年利5%も払ったら当たり前だろ。しかも途中解約不可。修理代はどちらが持つか書いてない。情弱ビジネスだなぁ。
さらに、契約途中でライフスタイルが変わっても解約が難しく、後半になると高額修理や部品交換が発生する可能性があります。
他にも次のような口コミがありました。
契約前に総額・契約期間・メンテナンス条件を確認し、途中解約や長期利用時の修理費用も想定しておくことが重要です。

良い口コミ(所有できる安心感/距離制限が緩い)
「契約満了後に自分の車になる安心感」や「距離制限の緩さ」を評価する声が多く寄せられています。
長期契約でも最後に車が手元に残るため、将来的な資産として考えやすいのが特徴です。
また、返却時の原状回復費用や追加精算の心配が少なく、距離制限がないプランなら旅行や長距離ドライブも気兼ねなく楽しめます。
車の用途が10年以上変わらない場合は11年契約のもらえるカーリースはあり。なぜなら長期で契約する分月額料金が安いし、最終的にもらえるから走行距離制限もないし、ボロボロになっても精算の必要がなくなるから。セカンドカーとしての利用だったり、ファミリー向けのミニバンはピッタリですね。
— まっつん|車のサブスク検討ガイド (@car_selsupport) June 1, 2023
@car_selsupportさんのポスト
車の用途が10年以上変わらない場合は11年契約のもらえるカーリースはあり。なぜなら長期で契約する分月額料金が安いし、最終的にもらえるから走行距離制限もないし、ボロボロになっても精算の必要がなくなるから。セカンドカーとしての利用だったり、ファミリー向けのミニバンはピッタリですね。
他にも次のような口コミがありました。
長く同じ車に乗る予定がある人にとって、この安心感は大きなメリットになります。
「最後に自分の車が残る」というゴールが、長期契約のモチベーションにもつながります。

「やめとけ」と言われる理由と回避策
「もらえるカーリース」と検索すると、「やめとけ」という否定的な意見が少なからず見つかります。
しかし、その多くは契約条件や利用スタイルとのミスマッチが原因です。裏を返せば、ポイントさえ押さえれば失敗を防げるということ。
ここでは、よくある否定的な理由と、それを避けるための具体的な回避策を解説します。
契約年数の長さがネック → 短期契約プランの活用
「7〜11年」という契約期間の長さに不安を感じる声は多いですが、短期契約や中途切り替え可能なプランを選べば解消できます。
長期固定契約はライフスタイルの変化に対応しづらく、途中解約では高額な違約金が発生する可能性があります。
先の見通しが立たない場合は、最初から短期契約を選び、必要に応じて延長する方が安全です。
これにより、ライフスタイルの変化にもリスクを抑えて対応できます。
月額の高さ → 残価設定ありプランとの比較
月額の高さを理由に「やめとけ」という声もありますが、残価設定ありのリースと比較することで、より割安な選択肢が見つかる場合があります。
もらえるプランは車両価格を全額支払うため、残価設定ありプランより月額が高くなりやすい仕組みです。
「もらえる」にこだわらず、総額と月額のバランスで判断することが、コスパの良い契約を選ぶ鍵です。
故障リスク → メンテ込みプランや保証延長
長期利用による故障リスクは、メンテナンス込みプランや保証延長オプションで大幅に軽減できます。
契約後半はエンジン・ミッション・エアコンなどの高額修理が発生しやすく、保証外だと数万〜数十万円の自己負担になることもあります。
長期間同じ車に乗るなら、メンテ込みや保証延長は“保険”ではなく必須経費と考えるのが安心です。
他社カーリースとの比較
「もらえるカーリース」は複数社が提供していますが、契約年数や料金体系、オプション内容は大きく異なります。
同じ「もらえる」でも、総額や自由度には驚くほど差が出ることもあります。ここでは代表的なサービスを比較し、条件や特徴を一覧で整理します。
特に、短期契約や残価設定ありプランが選べるサービスは、長期固定が不安な人にとって有力な選択肢になります。
| サービス | 契約期間 | もらえる条件 | 残価設定あり | 短期契約可 | 特徴 | おすすめタイプ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ニコノリ | 9年(短期あり) | もらえるパック加入 | ○ | ○ | 9年満了後に所有可。短期・残価設定ありで柔軟 | 長期も短期も検討したい人 |
| リースナブル | 1〜7年 | なし | ○ | ○ | 短期・低料金プラン中心 | 低予算・短期利用派 |
| SOMPOで乗ーる | 3〜9年 | 9年残価なしプラン | ○ | ○ | 保険込みプランあり。期間選択肢広い | 保険込みで柔軟に選びたい人 |
| MOTAカーリース | 7・9・11年 | 全プランで所有可 | × | × | 長期契約で全プラン所有可 | 長く1台を乗り続けたい人 |

ニコノリ|9年満了後にもらえる/短期も選べる
「もらえるパック」では9年後に所有できますが、短期契約や残価設定ありプランも選べるため、ライフプランに合わせやすい柔軟性があります。
- 「9年乗って所有」か「短期で乗り換え」の両方に対応
- 全国対応で、審査通過事例も幅広い属性に及び安心感が高い

長期前提でも短期前提でも選べるため、ライフスタイルの変化にも強く、初めてカーリースを利用する人にも安心な選択肢です。
リースナブル|短期&低料金プラン中心
短期契約・低料金に特化し、残価設定ありで月額を抑えやすいのが特徴です。
- 1〜7年の契約が可能で、短期間の利用にも対応
- 中古車プランありで、初期費用ゼロから低予算で始められる



「もらえる」条件はないものの、費用を抑えつつ柔軟に乗り換えたい人に最適。
特に、短期間で車を使いたい・低予算でカーライフを始めたい人に向いています。
SOMPOで乗ーる|保険込みの安心プラン
自動車保険料込みのプランが選べ、9年残価なし契約なら所有も可能です。
- 3〜9年契約から選択可能
- 任意保険込みプランなら、事故対応や修理手配までワンストップで完結



保険やメンテをまとめて契約したい人、さらに長期所有も視野に入れたい人に適しています。
特に、「契約や支払いをシンプルにまとめたい」「事故時も窓口を一本化したい」という人に安心感を与えるプランです。
MOTAカーリース|全プランで所有可だが短期・残価設定なし
全プランが「もらえる」対象ですが、契約は7年・9年・11年の長期のみで、残価設定はなしです。
- 全プランで契約満了後に所有可能
- ただし短期契約や残価設定ありプランは選択不可



長期固定でも問題ない人にはシンプルでわかりやすい選択肢ですが、
ライフスタイル変化や乗り換えを視野に入れる人には柔軟性が低め。
もらえるカーリースが向いている人・向いていない人
もらえるカーリースは、「長期固定で同じ車に乗り続けたい人」には向いていますが、将来のライフスタイル変化や短期乗り換えを予定している人には不向きです。
不安がある場合は、短期契約や残価設定ありプランを持つ他社カーリースも比較し、総額・条件を確認したうえで判断しましょう。


もらえるカーリースは魅力的な仕組みですが、全員に向くわけではありません。
契約期間やライフスタイルによっては、他のプランの方がコスパも満足度も高くなる場合があります。
ここでは、向いている人・向いていない人の特徴を一覧で整理し、あなたがどちらに当てはまるかを見極められるようにします。
向いている人
長期にわたり同じ車に乗り続けたい人、返却手続きや残価精算を避けたい人に向いています。
- 契約満了まで乗り続ける覚悟がある
- 距離制限や外装の細かいキズをあまり気にせず使いたい
- 車を自分好みにカスタマイズしたい(返却不要なので可能)
- 引っ越しや家族構成の大きな変化が当面ない
「手元に車が残ること」に価値を感じる人にとって、もらえるカーリースは安心感と自由度を両立できる有力候補です。
向いていない人
将来のライフスタイルが変わる可能性が高い人や、短期で乗り換えたい人には不向きです。
- 3〜5年以内に車種変更や乗り換えを検討している
- 月額コストをできるだけ抑えたい
- 引っ越しや転勤など、車が不要になる可能性がある
- 趣味や仕事で車種の用途が頻繁に変わる
こうした条件に当てはまる場合、長期契約が負担や制約になる可能性が高いため、短期契約や残価設定ありのリースを検討するのが安全です。
ニコノリ・SOMPOで乗ーる・リースナブルなどは、柔軟な契約期間とコストバランスで対応できます。
まとめ|まずは条件を試算して判断
長期固定で同じ車に乗り続けたい人には大きなメリットがありますが、短期乗り換えやコスト重視の人には、他社の柔軟なプランの方が合う可能性があります。
理由としては、契約年数・月額料金・総支払額・途中解約の条件など、事前に確認すべきポイントが多いからです。
比較せずに契約すると、「もっと合うプランがあったのに…」という後悔につながりかねません。
- ニコノリ:9年もらえるパック+短期契約・残価設定ありも選択可
- SOMPOで乗ーる:保険込みプランあり、契約期間は3〜9年
- リースナブル:短期&低料金プラン中心、中古車プランも選択可
契約する前に、希望条件でシミュレーションして、月額・総額・契約期間を見比べましょう。比較は無料で、契約を見送っても一切損はありません。
「知らずに損する」より、「比べて納得」したほうが絶対に安心です。
▶ ニコノリで条件をシミュレーションしてみる(公式サイト)▶ SOMPOで乗ーるの保険込みプランをチェックする(公式サイト)
▶ リースナブルの短期プランを確認する(公式サイト)








