DeNA株式会社(ディー・エヌ・エー)が運営している、エニカ(Anyca)は、
- 車を貸し出して、収入を増やしたい
- 車を貸し出して、車の維持費に充てたい
- 車を有効活用したい
そのようなオーナーさんのニーズに応える、個人間のカーシェアリングサービスで、信頼関係が基盤となっています。
これが魅力でもありますが、同時にトラブルの原因にもなります。特に、乗り逃げや車両の無断使用などの被害が報告されています。
どのようなトラブルがあるのか?またその対策について見ていきましょう。
エニカでの乗り逃げ被害の実態と防止策
エニカのカーシェアリングを利用する場合、乗り逃げ被害に遭うリスクがあることを肝に銘じておきましょう。
乗り逃げ被害の事例として、いくつか挙げておきます。
車を持ち逃げされたケース
一部のオーナーは、車を貸し出したドライバーが返却せず、そのまま車を持ち逃げされるケースを経験しています。
他にも、ドライバーが車両情報を取得し、オークションで売却する目的で借りたケースまでもが報告されているのでかなりのリスクがあると言わざるを得ません。
エニカ付帯の保険があるにはあるのだが・・・
エニカでは保険への加入が義務付けられているため、事故や窃盗、詐欺などのトラブルが発生しても、基本的にはオーナーに大きな金銭的負担がかかることはありません。
しかし、これらのリスクを完全に排除することはできないため、オーナーは常に注意を払う必要があります。
また、一部の話かとは思いますが(思いたい)、保険があるからといって安心できるといったレベルではないようです。
カーシェアで持ち逃げされないための防止策
信頼できるドライバーを選ぶ
ドライバーの評価や過去の利用履歴を確認し、信頼できる相手かどうかを見極めます。
対面での受け渡し
直接会って車を渡すことで、本人確認や車の状態確認が容易になります。
車検証の管理
車検証情報を知られることで、車がオークションに出品されるなどのリスクが生じます。車検証を封筒に入れて封をする、見つかりにくい場所に隠すなどして、車両情報が簡単に見られないようにします。
ドライブレコーダーの設置
車に衝撃検知機能付きのドライブレコーダーを設置し、リアルタイムで監視することも有効です。
GPSの設置
車にGPSを設置し、車両の位置を遠隔で確認できるようにします。
エニカのカーシェアリングを利用する際には、信頼できるドライバーとの取引や、適切な車両管理を行うことが鍵となります。
Anycaオーナーが頭に入れておくべきデメリット(リスク)
トラブルに巻き込まれるリスク
エニカを利用したことで、「余裕のある収入を得ることができた」と満足の声が多数ありますが、やはり一定数「トラブルに巻き込まれた」との声もあります。
エコカをはじめとする、個人間のカーシェアでは、主に次のトラブルを警戒しなければなりません。
- エコカ借手側による事故
- エコカ借手側による窃盗・詐欺・横領
まず、事故についてです。これは車の利用に関する一般的なリスクで、誰でも遭遇する可能性があります。
事故が発生した場合、オーナーとしては車両の修理や保険手続きなど、多くの手間がかかります。ただし、エニカではドライバーの保険加入が義務付けられているため、金銭的な負担は最小限に抑えられます。
次に、窃盗・詐欺・横領についてです。これらはドライバーが故意に行う犯罪行為であり、特に悪質です。
例えば、車両情報を取得し、オークションで不正に売却するケースも報告されています。このような犯罪は、個人間カーシェアの仕組みを悪用したものです。
エニカ利用中にこのような事件が発生した場合、オーナーは警察やエニカのカスタマーサポートとの連絡を全て自分で行う必要があります。
特に窃盗や詐欺の場合、迅速な対応が求められますが、エニカのサポートを通じて被害を最小限に抑えることができます。
地域の人口格差による収入格差がある
エニカの収入は地域によって大きく異なります。理由は主に次の2点です。
- 利用者数の違い
大都市圏では利用者が多く、需要が高いため収入が増えやすいです。特に首都圏では多くの人がエニカを利用しており、シェアのリクエストも多くなります。 - マーケットの大きさ
都市部はマーケットが大きく、多様な車種が求められます。これに対して、地方では利用者数が少なく、マーケットも小さいため、収入が限られる傾向にあります。
首都圏でエニカを運営するオーナーの年間収入は、片手間でも10万円以上になるケースが多いみたいだね!それに比べて、地方ではこの収入を得るのは難しい場合が多いようです。
車種によっては借り手がつかないことも
エニカの利用率は車種によって大きく異なります。利用率が多いのは次のような車種です。
- 人気のある車種
高級車や珍しい外車は特に人気があり、利用率が高いです。例えば、BMWやポルシェなどの車はレンタカーでは高価ですが、エニカでは比較的安く借りることができるため、需要が高まります。 - 利用目的に合致した車種
日常の通勤や短距離移動にはコンパクトカーがよく利用され、旅行やレジャーにはSUVやミニバンなどが好まれます。これにより、特定の車種が特定の用途で高い利用率を誇ることがあります。 - 車の状態が良い&装備が充実している車種
車の清潔さや装備の充実度も利用率に影響します。例えば、オーナーが車内を清潔に保ち、必要な装備を提供している車は、利用者から高く評価され、リピーターも増える傾向があります。
スポーツカーを所有するオーナーAさんは、週末に車を貸し出すことで高い収入を得ています。特に若い世代や車好きからの需要が高く、毎週末の予約が絶えないとのこと。
一方で、ごくごく普通の車を所有しているオーナーBさんは、未だ借手がつかないようです。
このように、エニカの収入には地域や車種の違いが大きく影響します。オーナーとして成功するためには、需要の高い地域で人気のある車種を提供することが重要です。
まとめ
個人間カーシェアリングサービスの利用には一定のリスクが伴います。
エニカを利用する際には、シェア中の事故や窃盗、詐欺などのトラブルを事前に理解し、適切な対策を講じることが重要です。
保険への加入やエニカのサポートを活用し、安心してカーシェアを楽しむための準備を怠らないようにしましょう。