カーリースの「もらえるプラン」は、契約期間終了後に車が手元に残るという大きな魅力を持つサービスです。
特に、長期的に車を所有したいと考えている方にとっては魅力的な選択肢かもしれません。しかし、このプランには多くのデメリットも存在します。
この記事では、「もらえるカーリースのデメリット」として代表的な7項目について詳しく解説します。
契約を検討する際には、これらのデメリットを十分に理解し、自分に合ったプランを選ぶための参考にしてください。
もらえるカーリース(もらえるプラン)のデメリット7つ
長期契約が必要
もらえるカーリースプランは長期契約が必要になります。
このプランでは、契約期間終了後に車を所有できるため、月額利用料を抑えるために7年以上の長期契約が求められます。短期間の契約では、月額料金が高くなりがちです。
主なもらえるプランと契約期間
サブスク会社 | 契約期間 | 特徴 |
MOTAカーリース | 7年、9年、11年 | すべての契約で車がもらえる |
定額カルモくん | 7年、9年、11年 | オプション加入で車がもらえる |
ニコノリ | 9年 | もらえるパック加入で車がもらえる |
カーコンカーリース | 7年、9年 | もろコミ7・もろコミ9のプランで車がもらえる |
SOMPOで乗ーる | 9年 | 9年リース・残価なしプランで車がもらえる |
契約期間中の中途解約が難しい
もらえるプランの中途解約は難しく、違約金が発生します。
カーリース契約は基本的に中途解約ができず、やむを得ない場合でも高額な違約金が発生します。また、全損事故などによる強制解約時にも同様のリスクがあります。
費用負担が大きい
総支払額が大きくなる可能性があります。
契約期間中の利息や手数料が積み重なり、最終的な総支払額が高額になります。また、車両本体価格だけでなく、税金や保険料なども含まれるため、費用負担が増加します。
故障リスクが高くなる
長期利用に伴う故障リスクが高まります。
長期契約では、車の消耗品や部品の劣化が進み、故障のリスクが高くなります。これにより、修理費用が発生する可能性があり、メンテナンスプランが必要になる場合があります。
残価設定なしで月額料金が高い
残価設定がないため、月額料金が高くなることがあります。
もらえるプランは、契約期間終了後に車両の所有権がユーザーに移ることを前提としているため、残価を設定せずにリース期間中に車両価格全額を支払う形態が一般的です。
そのため、月額料金が高く設定されることが多いです。
月額料金が高くなるというデメリットがある一方で、残価設定を行わないことで、契約終了時に追加の支払いが発生しないため、ユーザーは総支払額を明確に把握できるというメリットがあります。
ボーナス払いが必要な場合がある
一部のプランではボーナス払いが必要です。
もらえるカーリースプランでは、月額料金を抑えるためにボーナス払いを導入している場合があります。これは特に、月々の支払額を低く抑えたい契約者向けのオプションです。
契約終了後の追加費用の発生
契約終了後に追加費用が発生することがあります。
契約終了後の車の処分費用やメンテナンス費用が発生する可能性があります。特に長期利用後の車は価値が下がっているため、売却や廃車の際に費用がかかることがあります。
もらえるカーリースのメリット
カーリースの「もらえるプラン」は、契約終了後に車が自分のものになるという大きな魅力があります。
しかし、それだけではなく、他にもさまざまなメリットがあります。以下に、代表的なメリットを紹介します。
初期費用が不要
もらえるプランでは初期費用が不要です。通常、車を購入する際には頭金や初期費用が必要ですが、もらえるプランではこれらの費用がかかりません。
月々のリース料金に全てが含まれているため、大きな出費を避けることができます。
返却不要で手続きが簡単
契約終了後に車を返却する必要がありません。
もらえるプランでは、契約満了後に車を自分のものとして保持できるため、返却時の手続きや原状回復費用の心配がありません。
走行距離制限がゆるい
走行距離制限が緩やかな場合が多いです。もらえるプランでは、長期的に車を所有する前提のため、走行距離制限が緩和されているか、ない場合が多いです。
これにより、走行距離を気にせずに自由に車を利用できます。
自由にカスタマイズできる
車を自由にカスタマイズできます。もらえるプランでは、車を返却する必要がないため、リース期間中に自分好みにカスタマイズすることができます。
例えば、カーナビのアップグレードや内装の変更など、自分の好みに合わせて車を改造することが可能です。
長期間のメンテナンスサポートが受けられる
長期間のメンテナンスサポートを受けられます。
多くのもらえるプランでは、月額料金にメンテナンス費用が含まれており、長期間にわたって車の状態を良好に保つことができます。
これにより、故障時の修理費用やメンテナンスにかかる手間を軽減できます。
まとまった費用を捻出せずにマイカーを持てる
まとまった費用を捻出せずにマイカーを持てます。月々の定額料金を支払うだけで、契約終了時には車が自分のものになります。
これにより、大きな資金を用意することなく、将来的に車を所有できる安心感があります。
契約終了後の追加費用がない
契約終了後に追加費用が発生しません。
残価設定がないため、契約終了時に車の残価を支払う必要がなく、名義変更の手数料程度で車を所有できます。
これにより、契約終了後に予想外の出費が発生するリスクを避けることができます。
まとめ
もらえるカーリースには、多くのメリットとデメリットが存在します。
メリットとしては・・・
- 初期費用が不要
- 契約満了後に車を返却する必要がない
- 走行距離制限が緩やか
- 自由にカスタマイズできる
- 長期間のメンテナンスサポートを受けられる
といったことが挙げられます。
一方、デメリットも無視できません・・・
- 長期契約が必要
- 途中解約が難しい
- 総支払額が高くなる可能性がある
- 長期間の使用による故障リスクが高まる
- 残価設定がないために月額料金が高くなる
といったことが挙げられます。
これらのポイントを踏まえると、もらえるカーリースを選ぶ際には、自分のライフスタイルや予算、車の使用目的に合ったプランを慎重に検討することが重要です。
メリットとデメリットをしっかり見比べて、自分に最適なカーリースプランを選び、安心してカーライフを楽しんでください。